注射が引き起こす合併症

看護師の登竜門ともいえるのが注射業務。「学生の頃から注射が苦手で、今でも克服できていない」という方は珍しくないはずです。何度も先輩や同僚看護師の腕を借り、練習をしている方も多いと思いますがそれでも苦手なものは苦手なのです。

特に新人看護師の方は、まだまだ注射に慣れていない方も多いと思います。コツを掴めば、注射もそれほど難しい業務ではありませんが、このコツを掴めていないと「苦手な業務」となってしまってしまい、転職を考える方もいらっしゃいます。実は注射というのは合併症などを引き起こしてしまう可能性もあるため、注意が必要なのです。注射の際には、痛みを訴えたり、しびれを訴える患者さんもいると思いますが、中にはそれが合併症へのサインとなっていることもあります。静脈注射の場合には、神経障害や静脈炎、感染、血管外漏出という可能性もありますから、患者さんが痛みなどを訴えた場合には、焦らずに対応していくことが大切です。特に入院患者さんの場合には、注射後に場を離れるケースが多いですから、ラウンドごとに痛いやしびれがないのかを確認していくことが大切となります。注射が終わるってしまえば安心してしまう方も多いですが、合併症を引き起こしてしまう可能性もあるため、注射後も注意が必要になります。このように、注射というのは刺して終わりではありません。時には、痛みやしびれなどを引き起こしてしまうこともあり、合併症の可能性もありますので、注意が必要ですよ。

Leave a Reply